2019年秋、大阪から関東に車で寄る機会があり、どうせなら行っちゃおうぜということで決行された頭文字D(イニシャルD)聖地巡礼の旅。
もともと夫イトコンが好んで視聴していた頭文字Dだが、次第に妻はんぺんにも布教されることとなり、以来車に乗るたびに涼介と啓介になりきって内容の無い会話を行うというパターンが成立。
今回はそんなエセ涼介(イトコン)とエセ啓介(はんぺん)の旅の記録を記します。
舞台は群馬県渋川市
頭文字Dの主人公、藤原拓海たちのホームコース秋名山のモデルが、実際には群馬県の榛名山であることはイニDファンであればご存知の方も多いだろう。
また拓海の地元として伊香保の街並みも作中に多く登場する。
今回はそんな榛名山および伊香保周辺を巡礼することに。
啓介、今回は秋名を偵察に行くぞ。
待ってましたアニキ!
ちゃっかりドライブ用のプレイリスト作っちゃったよ!
お兄ちゃんそういうの大好き。
余談だが頭文字D聖地巡礼に向かうにあたりBGMの準備は必須である。
なおYouTubeの再生リストとかは峠で突然電波悪くなったりするのでCDやMP3音源を推奨。
伊香保温泉 石段街
そんなこんなで一行は伊香保温泉の石段街へ。
歴史ある湯治場として有名な伊香保温泉。そのシンボルとも言えるのがこの石段街。
365段の階段を挟んでお土産物屋や遊戯屋が並ぶ風景は温泉風情たっぷり。
漫画でも拓海となつきがデートするシーン等でバッチリ描かれている。
石段沿いには食べ歩きスポットが多々あるので、登りながらちょこちょこ伊香保グルメを堪能するのも楽しい。
アニキ!玉こんにゃく食べようぜ!
…ゼェ…ゼェ…
まさかアニキ…息切れしてるのかよ…!
昨晩徹夜で論文を書いていたからな…ゼェ…(大嘘)
群馬といえばこんにゃく。
熱々の玉こんにゃくと味噌ダレは相性バッチリで、地味にクセになる。
伊香保神社
さて、石段を上ると上に見えるは伊香保神社。 拓海と樹が語り合うシーンではこの伊香保神社を背景に、石段に座ってハフハフと温泉まんじゅうを食べるシーンがバッチリと描かれている。
温泉まんじゅう~勝月堂・清芳亭~
となると気になるのは温泉まんじゅう。
温泉まんじゅう発祥の地として有名な伊香保。
伊香保の茶色い湯の花をイメージして作ったのがはじまりとかなんとか。
拓海と樹が頬張っていたあの温泉まんじゅうは一体どこで買ってきたのだろうか。
クソッタレ!あいつら旨そうな饅頭食いやがって…!
…俺も食いてぇよ…!
啓介、あれを見てみろ。
ふと見ると伊香保神社へ続く階段のすぐ手前、向かって右側にお饅頭屋さんがバッチリと佇んでいるではないか。
こ、これが例の饅頭を売ってる店ってわけなのか…!?
確証はないが、啓介これを見てくれ。
お饅頭屋さんの窓の縁をみるとそこにはFCと86の姿が。
…優勝だぜアニキ…!!
というわけで勝月堂へ吸引された我々。
この勝月堂、創業は明治43年と100年の歴史があるお饅頭屋さんだ。
ここではお土産用の他に、バラでも温泉まんじゅうを買うことができ、その場で食べることができる。
タイミングが良ければ拓海と樹のように、出来立ての温泉まんじゅうをハフハフできることも。
黒糖が薫るやわらかな生地と、品のあるこしあん…まるで芸術だ!
ちなみに温泉まんじゅうといえば、コミック内にて清芳亭の看板や外観が描かれたイラストも。
この清芳亭も温泉街から車ですぐの場所にありますよ。
聖地周辺の素敵スポットもたくさん
さて、伊香保神社を参拝しさらに上方に進むと周りの山々が見える素敵スポットが。
この日はちょうど紅葉シーズンだったため、色鮮やかな伊香保の風景を見ることができた。
秋はもちろんおすすめだが、新緑のシーズンにも青々と広がる山々を見ることができそうだ。
さらに進むと河鹿橋が。
天候により前後するが、毎年紅葉シーズンにはライトアップも行われており、太鼓橋と紅葉が織りなす秋の彩りを楽しむことができる。
なお、新緑のシーズンにもライトアップされる模様。くわしくは渋川市HPにて詳細確認を。
河鹿橋のすぐ先には伊香保温泉の飲泉所も。
ここでは茶褐色で鉄分を多く含む硫酸塩泉である黄金の湯を飲むことができる。
なんでもここ、「日本一まずい飲泉所」として有名なんだとか。
く…、くそ不味いぜアニキ…!!
形容しがたいが強いて言えば血の味といったところか…!!
これは…大誤算だ…!!
このエリアにも風情ある飲食店があり、焼きアユやおでんなどを食べることができる。
さっき食べた玉こんにゃくが地味に美味しくて、ここでも玉こんにゃくのおでん買っちまったぜアニキ…!
うまい…これもまた…大誤算だ…!
夜の石段街
そんなこんなで伊香保のグルメや河鹿橋、飲泉所等の素敵スポットを散策し、麓の石段街へ戻るとすっかり日が暮れていた。
コミックには日暮れ後の石段街も描かれていたため再び比較写真をパシャリ。
グルメや射的・弓場などの遊戯場、神社に飲泉所と盛りだくさんの伊香保石段街。
原作と比較してみると石段街や神社前の再現度が高く、ファンとして聖地巡礼のし甲斐があるが、単純に観光としても満足度の高い時間を過ごすことができた。
この日はその後付近の温泉宿に一泊し、伊香保を満喫したのであった。
余談
泊まった宿(伊香保温泉 雨情の湯 森秋旅館)のカラオケルームが赤城・妙技・榛名の3つでうれしかったのはきっと我らを含む一部のオタクだけだろう。
この宿、石段街へ徒歩3分程の好アクセスなのも便利でしたし、もちろん温泉もなかなか良かったですよ。
翌日はついに榛名山へ!別記事に続きます。
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